35歳・年収300万でも結婚できる？現実的な方法と成功事例

結婚を意識した時、自分の収入に不安を感じる男性も多いかと思います。
特に「30代　年収300万　結婚」でリサーチすると、ネガティブな情報を目にすることもあるので、自分の収入では結婚できないのでは？と悩む男性もいるでしょう。しかし、結婚できるかどうかは、収入だけで決まるわけではありません。

本記事では、35歳・年収300万円の男性が結婚を目指す方法や、結婚相談所で実際に成功した例を交えて現実的なアプローチを解説します。

35歳・年収300万円でも結婚できるか？

結論から言えば、35歳で年収300万円の男性でも結婚は無理ではありません。ただし、収入以外のその他の部分で、自分磨きをがんばったり、人一倍、真剣に婚活に取り組む必要があったりと、簡単な道のりではないことは初めに理解しておく必要があります。

結婚相談所では、年収が400万～500万円程度の男性を希望する女性が多い傾向にあります。しかし、結婚相談所に登録する女性全員が「年収重視」というわけではありません。年収よりも「一緒に生活を楽しみたい」「価値観が合う人と出会いたい」と考える女性も少なくないため、年収300万円でも結婚相談所で結婚できた男性はたくさんいます。

結婚相談所では、カウンセラーが一人一人の条件や状況を理解した上で、結婚に向けたアドバイスを提供します。そのため、年収300万円でも、理想のパートナーに出会える可能性は十分にあります。

世の中の男性の年収はいくら？

自分の立ち位置を知るために、まずは、世の中の男性の年収状況を知っておきましょう。厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」や総務省のデータによると、日本の30代男性の年収は平均で約400万～450万円と言われています。

しかし、この金額は平均であり、実際には世の中の30代男性には、平均より少ない収入の男性が約半数いて、もちろん年収300万円台の人もそれなりの人数います。

年収300万円という金額は、低い層には入りますが、30代の男性全体から見れば一定の割合を占めています。周囲が皆高収入であるように見えても、必ずしも世の男性は「高年収の男性ばかり」なわけではありません。

年収300万円の男性は結婚相談所に入会できる？

次に、年収300万円の男性が結婚相談所で結婚を目指せるのかという点についてお話しします。

結婚相談所の中には、男性の入会に年収条件をつけているところがあります。目安となるのは400万円以上です。

結婚相談所によっては、入会できないケースも考えられるので、入会を検討している相談所に事前に問い合わせておきましょう。

ＨＰを見ると書いてあるところもあるので、確認してみてください。

数字で見る年収300万円の男性の現実的な成婚しやすさ

上は、弊社が加盟するIBJが算出した「成婚しやすさ指数」になります。全会員の中で年収や年齢といった特定の条件をもつ会員の割合を分母に、成婚退会した会員の中でその特定の年収や年齢条件の会員の割を分子にして、算出した割合です。式にすると下になります。

「成婚退会した会員における特定の条件（年齢・年収など）をもつ会員の割合」÷「全会員におけるその特定の条件（年齢・年収など）をもつ会員の割合」×100＝成婚しやすさ指数

ここでは、具体的に下の数字で計算します。

「成婚退会した会員における年収300万円台の30代男性の割合」÷「全会員における年収300万円台の30代男性の割合」×100＝69.8%/45.0%

細かい話をするとややこしくなるので省きますが、成婚しやすさ指数が100％だと、平均的な成婚しやすさとなります。平均的な成婚しやすさとは、成婚率で表すと、だいたい30％となります。

つまり、成婚しやすさ指数が100％だと、成婚率でいうと30％程度になると考えてください。これは約3人に１人が結婚できるという数字になります。

ただし、成婚しやすさ指数は、年収400万円や年収500万円の男性でも100％を下回っていることがけっこうあります。30代後半以降の男性は、仮に年収が500万円以上あっても、100％を下回っていることが多いです。

男性は年収以外のものを求められることも多いため、年収が高ければみんな結婚できるというわけではありません。上の結果は、その現実を現したものともいえます。

もっとも、そういった男性の中でも、良い相手と出会って、幸せに成婚されていく方はたくさんいるので、必ずしも、成婚しやすさ指数を含め、条件や数字が全てではないと考えて頂くとよいと思います。

ものは考えようで、逆にいえば、多くの男性がなんらかのマイナス面をもちながら婚活している仲間といえるかもしれません。年収が低いということも、それらマイナスの一つに過ぎない、と考えると気が楽になるかもしれませんね。

男性は女性に年収以外のものを求められることが多いです。逆にいえば、年収が低い男性も、年収以外の部分で挽回可能なことが多いというポジティブな意味もあります。

30歳～34歳300万円と35歳～39歳300万円のちがい

30～34歳で年収300万円の男性と、35歳～39歳で年収300万円の男性では、前者の方が結婚できる可能性が高いです。なぜなら30～34歳の男性は、これからの期待値を高く見積もってもらいやすいためです。女性も「この後、年収があがるかも」ととらえてくれることが多くなります。

一方で35歳～39歳で年収300万円の男性は、年収条件については、厳しい見方をされやすいです。これからがんばって年収を上げていく意気込みがある男性は、女性にしっかりとその気持ちを伝えましょう。

年収300万円、年収350万円のちがい

年収300万円台でも、年収300万円と年収350万円では、女性に与える印象がだいぶ異なります。
残業や資格手当等で年収を上げられるようでしたら、350万円までがんばってあげてみると婚活に好影響があります。

【難易度別】年収300万円の男性が結婚する５つの方法

35歳年収300万円の男性が、結婚するための実際的な方法を下で難易度別にアドバイスしていきます。

年収300万円の男性が結婚する方法①：結婚相手の候補を広げる

まず、初めに取り組むべきなのは、結婚相手の候補を広げることです。誤解してほしくないのは、「結婚したくない相手との結婚も考えましょう」という話ではありません。結婚するのに不要な条件は整理していきましょう、という話です。安心してください。

1.1 結婚相手に求めるものを絞る

まずは、結婚相手に求めるものを絞りましょう。それによって、結婚相手の候補が広がります。例えば、趣味の話ができる人、とか、生活に音楽がある人、とか、○○のエリアに住める人、といった条件を挙げて、どうしても外せないもの以外は、外していってください。

1.2 再婚、年上、を考慮にいれる

多くの男性は、「初婚」「年下」の女性を無意識に条件にしています。逆にいうと、「再婚女性」は、素敵な女性でも、婚活の場面では、男性に選ばれずらくなる傾向があります。「年上女性」＝30代後半女性も同じで、素敵な女性が、同年代の30代男性とマッチングしたいと考えてもなかなかマッチングができません。

こういった女性を結婚相手候補に入れることによって、婚活で出会える相手がぐっと広がります。

年収300万円の男性が結婚する方法②：生活スタイルと価値観を見直す

年収300万円でも結婚を考えるには、まず生活スタイルや価値観を見直すことが大切です。お金の使い方や生活費のバランスが整っていれば、無理なく結婚生活を送れる可能性が高まります。

2.1 お金の使い方をシンプルに

結婚生活では、贅沢な生活よりも「シンプルな楽しみ」を共に分かち合えることが大切です。年収300万円であっても、普段の出費を見直し、節約に努めることで無理なく生活できます。例えば、外食を減らし自炊を増やしたり、趣味にかけるお金を少しだけ抑えたりすることで、貯金や将来のためのお金も確保しやすくなります。

普段の生活ではシンプルな楽しみを分かちあうことを心がけ、ちょっとした記念日には、いつもと違うサプライズを楽しむなどメリハリを意識しましょう。

2.2 価値観の合う相手を探す

年収300万円で結婚を目指す場合、相手に「お金よりも一緒に過ごす時間を大切にしたい」という価値観を持つ人を探すとよいでしょう。価値観が合うと、生活の満足度も上がり、無理をせず自然体での結婚生活を楽しむことができます。

年収300万円の男性が結婚する方法③：共働きという選択肢を考える

年収が300万円であっても、パートナーと共働きの選択肢を考えることで、収入面の不安を解消しやすくなります。

3.1 お互いに支え合う考え方を持つ

共働きを前提に考えることで、結婚後の生活に対するプレッシャーも軽減されます。近年では、共働きを希望する女性も増えており、「お互いに支え合いたい」という考えを持つことで、同じ価値観の女性に選ばれやすくなります。

3.2 結婚相談所で共働きを希望する女性を探す

結婚相談所でのプロフィールに「共働きを希望する」旨を記載すると、同じ考えの女性と出会いやすくなることがあります。また、結婚相談所のアドバイザーに相談し、共働きを理解してくれる女性を探すのも効果的です。

ただし、共働きを前面に出しすぎると、「収入を補ってもらいたいだけ？」と思われてしまう可能性もあるため注意が必要です。共働きについて考える際には、「相手と一緒に協力し合い、理想の生活を築いていきたい」という気持ちを大切にすることが重要です。結婚相談所でも、プロフィールや対話の中で、「共働き希望」を「家事・育児を協力し合うスタンスである」という形でアピールすることで、ポジティブな印象を与えられます。

年収300万円の男性が結婚する方法④：自分の魅力を磨く

年収以外の魅力をしっかりアピールすることも大切です。たとえ収入が低くても、パートナーにとって一緒にいて楽しい存在であれば、結婚を意識してもらいやすくなります。

4.1 人柄や性格を磨く

相手と向き合う際に大切なのは、誠実さや優しさです。特に結婚相談所では、プロフィールだけでなく、お見合いや実際の交際の中で人柄が伝わることが重要です。素直で気配りができる男性であれば、収入に関係なく相手に好印象を与えやすくなります。

4.2 共通の趣味や興味を持つ

趣味や興味が合うと、関係が自然と深まります。結婚相談所のプロフィールに自分の趣味を具体的に記載することで、同じ趣味や興味を持つ女性と出会う可能性が高まります。

年収300万円の男性が結婚する方法⑤：転職をして年収をあげる

転職を検討してみるのも、一つの手です。婚活のために転職をする、なんて、ちょっとやりすぎじゃないですか？考えている人は、ちょっと古いかもしれません。今や、結婚はなかなかできない時代、ほとんどの人が結婚をしていた親世代とは事情が違ってきています。

5.1 転職をして一時的にでも年収を上げてみる

婚活市場での魅力を高めるためには、転職による年収アップは有効です。収入増加は経済的な安定感を示し、安心感を相手に伝える手段となります

30代という年齢ならば、転職して収入を上げることは、それほど難しいことではありません。同じ職種のなかで収入の良い仕事を探してみる。また、この機会に興味のあるまったく新しいジャンルにチャレンジしてみる、というのも一つの方法です。

一時的にでも、収入の高い仕事に就いてみる、という選択肢が可能であれば、「経験値を高める」くらいの感覚で転職を考えるのも一つの手です。

5.2長期的にキャリア形成を見直してみる

35歳の若さであれば、これから年収を上げる方法というのは、複数あるでしょう。会社で資格をとってスペシャリストとして仕事をする、社内で給料が高い違う職種やポジションに移ってみるなどです。

短期で希望の職種に就けなくても、長期的なスパンで収入の高い職種につけるように自分のキャリア形成をもう一度見直してみてもいいかもしれません。

年収300万円でも結婚できた男性の2つの例

年収300万円でも結婚できた男性の例①：趣味を通じて価値観の合う女性と出会ったケース

弊社で35才年収300万円で結婚された成婚例をご紹介します。
１つめは、介護職のＡさんのケース。

Aさんは、年収300万円で趣味はアウトドア活動でした。彼は結婚相談所に登録し、プロフィールに趣味について詳しく記載したことで、同じアウトドア好きな女性と出会い、価値観が一致して結婚に至りました。このように、共通の趣味を通じて、価値観の似ている自然体で過ごせる相手と出会うことで、収入に関係なく良い関係を築くことができるのです。

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年収300万円でも結婚できた男性の例②：共働きを前提にして結婚したケース

2つ目は、外資系コールセンターで完全在宅勤務Ｂさんのケース。

Bさんは完全在宅勤務で年収300万円でした。彼は「共働きを希望する女性」を条件に婚活を進め、結婚相談所で共働き志向の女性と出会いました。在宅勤務で時間の都合がつけやすいこともあり、もともと家事が得意だったＢさんは家事を積極的に担当できることをアピールし、結婚後も仕事に専念したい年上の女性とご縁を得ることができました。

まとめ

年収300万円でも、婚活を始める前から、結婚を諦める必要はありません。ネットの情報だけで「結婚はできないだろう」「結婚は無理」と思い込まず、一度、婚活のプロにご相談することをお勧めします。年収300万の男性でも、真剣に婚活をすれば、価値観の合う相手と出会い、お互いに支え合える関係を築くことで結婚は可能です。収入にとらわれず、誠実な人柄や趣味を活かし、自分らしい出会いを目指していきましょう。