こんにちは、石井です。
横浜で結婚相談所を経営しています。
入会相談で、次のような不安の声を聞くことがあります。
結婚相談所に入会を考えているんですが、やばい男性が多いと聞いたことがあります。
婚活してた友達が、「結婚相談所には、ろくな男がいなかった」って言ってました。
確かに、結婚相談所は入会金も高いのに、入会してみたら「やばい男性しかいない」「ろくな男がいない」状況だったら、がっかりですよね。
ネットにも「やばい男」「ろくな男がいない」情報がチラホラ見られますので、それが入会を検討している女性の不安感に拍車をかけているようです。
今回は、結婚相談所の中の人が、こういった不安に答えます。
初めに結論
結論からいうと、結婚相談所の男性にネットで噂される「やばい」レベルの男性はほとんどいません。
いたとしても、何万人の利用者の中で、例外的な存在です。ネット情報は例外的な男性を一般化した内容が多く感じます。
ネットに溢れる結婚相談所の「やばい男」30選
ネット上にみられる、「結婚相談所のやばい男性」情報について、ピックアップして列挙してみました。
見ただけで、これはないだろう~と思うものもチラホラありますね。
モラハラ/非常識/奥手すぎる/コミュニケーションが下手/感覚がズレている/お見合いを組めないことを仲人や女性のせいにする/恋愛経験が少ない男性が多い/キャバクラだと思っている勘違い/会話が一方的でつまらない/沈黙になって気まずい/恋愛経験が極端に少ない男性/異性とコミュニケーションをうまく取ることができない/デートプランが組めなくて女性をデートに誘えない/キスや手を繋ぐことがナチュラルにできない/結婚相談所を軽視していたりする男性/会話のキャッチボールができない男性/話し合いができない男性/見栄っ張りな性格の男性/女性を選ぶ基準がナイトワークのキャストと同じ/お見合いの中に公園からZOOM/セクシー女優に似ていると褒められた/会話に下ネタ入れてくる/デートの後にホテルに連れて行かれそうになった/デートがマクドナルド/10円単位で割り勘男/会話のトピックが続かない/アニメやアイドルの話をしてくる/交際経験がない男/結婚する気のない男/相性に占いを入れてくる男/経済力がない男/50代以上で子供を希望して婚活している男性/お見合いで子供産めるか聞いてくる/第一印象をそのまま口にする男/メールアカウントの名前がおかしい
色を付けたのは、同じ内容のものです。
ネット上に溢れる結婚相談所の「やばい男性」情報を、3種類に分類してみる
- 設定に違和感がある(所属連盟の違い?)
- アプリにはいそうだけど、結婚相談所にはいない(噂話レベルの例外的な男性を一般化)
- 結婚相談所にもいるけど、極少数、捉え方の問題
A結婚相談所の設定に違和感がある
- 公園からZOOMでオンラインお見合い
- デートプランが組めなくて女性をデートに誘えない
- キスや手を繋ぐことがナチュラルにできない
- 話し合いができない男性
- 結婚する気のない男
- 経済力がない男
- モラハラ
- メールアカウントの名前がおかしい
Bアプリにはいそうだけど、結婚相談所にはいない
- 女性を選ぶ基準がナイトワークのキャストと同じ
- キャバクラだと思っている勘違い
- セクシー女優に似ていると褒められた
- 会話に下ネタを入れてくる
- デートの後にホテルに連れて行かれそうになった
- デートがマクドナルド
- 10円単位で割り勘男
- アニメやアイドルの話をしてくる
- 相性に占いを入れてくる男
- 見栄っ張りな性格の男性
- 第一印象をそのまま口にする男
- メールアカウントの名前がおかしい
C結婚相談所にもいるけど、極少数、捉え方の問題
- 奥手すぎる
- 異性とコミュニケーションをうまく取ることができない。
- 会話が一方的でつまらない
- 会話のトピックが続かない
- 感覚がズレている
- 非常識
- 恋愛経験が少ない男性が多い
- 結婚相談所を軽視している男性
- お見合いで子供産めるか聞いてくる
- 50代以上で子供を希望して婚活している男性
- お見合いを組めないことを仲人や女性のせいにする
「やばい」男は本当にいるのか?
ネット上でみられるやばい男性について、結婚相談所の中の人として、「それちょっといないんじゃないですか。」「それは見方の問題だよ。」をコメントしてみたいと思います。
A.結婚相談所の婚活設定に違和感を感じるケース
ここに分類した「やばい男性」は、結婚相談所(日本結婚相談所連盟<IBJ>)での婚活環境では、ほぼいません。
設定に違和感を感じるものもあるので、本当に結婚相談所での活動を理解した人が書いているのか疑問です。
1⃣公園からZOOMでオンラインお見合い
通信環境の問題もあり、一方の会員が公園でオンラインお見合いを行うというケースは聞いたことがありません。お見合いをオンラインで行う場合、お互いの相談所が日時場所を設定し、仲人のホストのもとに行われます。ですので、なおさらこのようなケースは起きにくいです。
2⃣デートプランが組めなくて女性をデートに誘えない
仮交際成立後は、まずはカフェやランチでの短時間デートがおすすめされています。初デートで必要なのは「場所選び」「お店選び」だけです。それもあり、デートプランが組めなくて女性と初回デートの日程の話ができない男性会員をいまだ見たことがありません。なお、万が一、お店選びで苦戦するときには、カウンセラーに相談可能です。
3⃣キスや手を繋ぐことがナチュラルにできない
結婚相談所の活動で「キスや手を繋ぐことがナチュラルにできる」ことを求められる場面がありません。
女性の側も、出会って間もない仮交際中の男性にキスや手を繋がれたら、かなり戸惑うでしょう。
そもそも、結婚相談所以外でも出会って間もない女性に対して「キスや手を繋ぐことがナチュラルにできる」男性は少ないことを付け加えておきます。
4⃣話し合いができない男性
お見合い後、出会ったばかりの男性と「話し合い」が必要になる場面がイメージできません。「楽しい会話」ではなく「話し合い」は誰にとっても緊張を伴うものです。まずは「楽しい会話」をすることを心がけてください。打ち解ければ、お互いに「話し合い」もしやすくなります。交際が進んだ段階で、相手に伝えたいことがある場合、自分から伝えにくかったら、結婚相談所を通じて伝えることもできます。
5⃣結婚する気のない男
結婚する気のない男性が、入会金を払い証明書を提出して、高価な結婚相談所で活動することはありません。多くの場合「手軽なアプリ」や「入会金・月会費無料の廉価な結婚相談所連盟の結婚相談所」に見られるようです。また、女性側の認識の問題として、自分に気がないと感じた女性が「あの人は『結婚する気がない』」と相手の男性を評価する傾向もあるようです。
6⃣経済力がない男
結婚相談所(日本結婚相談所連盟<IBJ>)では、「定職についている」ことや「一定の年収があること」が入会条件になっています。さらに、すべての男性はプロフィールに自分の年収を記載しています。万が一、希望する条件外の男性からお見合い申し込みが届いたら、お見合いを受けない選択をすることが可能です。
7⃣モラハラ
モラハラとは、倫理や道徳に反する精神的な暴力や、言葉や態度による嫌がらせのことです。同時に、家庭や職場など、一定の人間関係が継続して特定のモラルの共有を期待する人間関係の中で使われる言葉です。結婚相談所のように、出会って間もない、これから人間関係を築こうとする二人の関係で使うにはちょっと違和感があります。
なお、結婚相談所の仮交際の段階は、出会って間もないお相手の価値観、考え方、ニーズを探ってすり合わせていく段階です。特定のモラルの共有を確認していないこの段階では、お相手に過剰なモラルを期待しないようするのが無難です。自分にとって当然のことでも、相手にとって当然かはわかりません。また結婚相談所で活動している際、万が一、第三者へのモラハラ的な行為を目撃した場合は、相談所を通じて真意を聞くことができます。
8⃣メールアカウントの名前がおかしい
現在の結婚相談所の活動では、メールアドレスを交換する場面がほとんどなくなりました。日本結婚相談所連盟<IBJ>では、交際が成立した際は、電話番号とLINEのIDを交換することが一般的になっています。
もっともらしい「やばい男性」像もあるんですけど、きちんと結婚相談所での婚活を理解して頂くと、違和感がわかると思います。
B.アプリにはいそうだけど、結婚相談所にはいない
「アプリ」や最近できた「廉価な結婚相談所」など手軽な出会いを提供するサービスでは気をつけた方が良いとおもいます。
1⃣女性を選ぶ基準がナイトワークのキャストと同じ
2⃣キャバクラだと思っている勘違い
3⃣セクシー女優に似ている褒められた
4⃣会話に下ネタ入れてくる
5⃣デートの後にホテルに連れて行かれそうになった
上のような行動があるのは、結婚に対して真剣度の低い、アプリ利用の男性に多い印象です。結婚相談所での活動では、自分と相手双方にサポートのカウンセラーがついて交際状況を把握しています。そのため、相手に不快な言動をとると、即「交際終了」となる可能性が高まります。
6⃣デートがマクドナルド
結婚相談所でのデートは、多くが、オシャレなカフェや公園、ほか、真剣に出会いを求める大人の男女にふさわしい場所で行われています。
7⃣10円単位で割り勘男
結婚相談所(日本結婚相談所連盟<IBJ>)では、デート代は男性負担が望ましいとされています。例えば、IBJのお見合いルー&マナー集の「デート費用について」の項目は「デート費用は高額にならないようにお互いに気をつけましょう。デート代はなるべく男性負担で。女性側もご馳走になるだけでなく、『次のお店は私がだします』という謙虚な気持ちで。」との記載があります。そのため、ほとんどの男性がデート代を負担しています。
8⃣アニメやアイドルの話をしてくる
9⃣相性に占いを入れてくる男
結婚相談所では、相手がどのような趣味をもっているかプロフィールで確認できます。趣味が同じで楽しめる場合は別ですが、場や相手をわきまえず、自分のオタク趣味や占いをデートに入れてくる男性に出会う可能性は極めて低いです。
⑩見栄っ張りな性格の男性
結婚相談所の活動では、多くの場合、男性側の収入状況(年収・その他資産)等がプロフィールに明示されています。それもあって、女性に対して好意を示す範囲を超えて、男性が分不相応に見栄を張ることはほとんどありません。
⑪第一印象をそのまま口にする男
気軽な出会いの場では、初対面で外見に関する印象をぱっと口にする男性もいるようです。
結婚相談所のお見合いでは、初対面でお相手へのネガティブな印象をそのまま伝えると、高確率でそのままお断りされます。そのため男性も言動に慎重になります。
結婚相談所の会員さんは、真剣に婚活しているので、軽薄な行動はとりません。
C.結婚相談所にもいるけど、極少数、捉え方の問題
1⃣奥手すぎる
結婚相談所の交際は、双方にカウンセラーがつき、ルールのもとに行われます。成婚退会とみなされる事項もあるので、入会後慣れていない男性は萎縮してしまう傾向があります。男性が奥手だと感じるときには、女性から積極的に距離を縮めていきましょう。
2⃣異性とコミュニケーションをうまく取ることができない
3⃣会話が一方的でつまらない
4⃣会話のトピックが続かない
日常や職場で同世代の異性と会話をする経験が少ない男性は、女性との会話に困ることがあります。話題を探すのに困ったり、相槌をして聞き上手に聞くことができないから、会話が一方的になっしまったり、沈黙が訪れたりします。ただし、こういう男性会員は全体の3割程度と考えてください。結婚相談所には、普通にコミュニケーションできる男性の方が圧倒的に多いので、過剰にネガティブなイメージをもつ必要はありません。
5⃣感覚がズレている
デート場所や会話の内容にズレを感じ男性はいるでしょう。そのズレが大きければ「この人やばい」と感じるものです。しかし、そういった男性にも「ぴったり」を感じる女性がいることも事実です。自分の感覚を絶対視しすぎず、自分とは合わないと思ったら、その男性との縁は終わらせて、新しい出会いに期待していく姿勢が大切です。
6⃣非常識
最近だと、コロナのマスク問題でお互いの常識の差を感じる機会が増えました。ただし、お互いに違った環境で育ち、生活しているお二人です。自分の常識を押し付けて、安易に相手に非常識のレッテルを貼るのは避けましょう。
7⃣恋愛経験が少ない男性が多い
交際経験がゼロという男性も一部にはいますが、それが結婚相談所を利用する男性の多数派ではありません。また交際経験の少なさと、結婚相手としての適性にはあまり関係がありません。
8⃣結婚相談所を軽視している男性
相談所を軽視する男性は、婚活ルールを軽んじて、自分本位な婚活をしやすいです。ここでいう「やばい男」に該当するかは難しいですが、成婚しにくいことは間違いありません。結婚相談所を軽視している男性と交際するときには慎重になる必要があります。
9⃣お見合いで子供産めるか聞いてくる
ほとんどの婚活男性はお見合いであっても初対面の女性にいきなり「子供を産めるか」を聞くことはありません。ただし、「結婚後子供は欲しい?」の項目に男性が「希望する」、女性が「どちらでもいい」を選んでいる場合は、お見合いで子供についての質問が出るのは自然な流れです。
⑩50代以上で子供を希望して婚活している男性
女性からすると「え!?」と思ってしまうような男性の希望ですが、結婚相談所の50代前後の男性の5割以上は「結婚後子供」を「希望」しています。しかし、男性にとっても葛藤がある部分なので、どうしても若い女性が良いとか、相手に関わらず絶対に欲しいと考えている男性は少数派です。
⑪お見合いを組めないことを仲人や女性のせいにする
ゼロではないですが、ほとんどの男性は謙虚で自覚をもっています。仮にこのような男性がいたとしても、「お見合いが組めない」「男性」ですので、女性が婚活するときに会うことはありませんのでは気にする必要はありません。
結婚相談所の男性レベルはむしろ高い、4つの理由
結婚相談所の男性レベルはむしろ高いです。木を見て森を見ずにならないように注意が必要です。
入会審査がある
結婚相談所の担当者が「この人のサポートは難しい」「この人の成婚は難しい」と判断した男性は入会しません。
入会金や成婚料を払ってでも真剣に結婚したい男性が集まる
かかる費用は、男性の真剣度と強い関係があります。
入会段階で「入会金」、退会段階で「成婚料」を払ってでも「あなたと結婚したい」男性だけが活動しています。
諸費用を高いと思わない安定収入男性が集まる
結婚相談所での活動では、「お見合い日程調整」や「カウンセリング」など各種サポートのための諸費用がかかります。
諸費用を高いと思わず、手厚いサービスの価値がわかる安定収入の男性に選ばれる傾向があります。
男性に婚活サポートがつき、コミュニケーション力や外見など魅力もアップする
仮に、「やばめな所がある男性」が入会してきても、結婚相談所のサポートによって、磨かれます。
プロフィール写真撮影サポ―ト、ファッションサポートで外見が見違える男性もたくさんいます。
もし、やばい男性が入会しても、結局、成婚できずに辞めていく
今、一番質の良い婚活の場「結婚相談所」に、やばい男が入会しても、活動がうまくはかどらず、比較的短期間で退会します。
あなたは自分磨きを頑張って、やばい男を気にせずに、自分の婚活を頑張ってください。
【4ステップ】入会後、万が一、やばい男性がいた場合の対処法
①プロフィール段階
もし、プロフィールで「やばい」と感じる男性がいたら、絶対にお見合い申し込みをしないようにしましょう。
また、「やばい」と感じる男性からのお見合いにはOKしないようにしてください。
ただし、プロフィール段階でやばい男性を見抜くのは難しいです。
②お見合い段階
お見合いのときに、この男性「やばい」と感じたら、お見合いの1時間を乗り切ることだけを考えてください。なんとか1時間乗り切れば、そのご縁はそれっきり、その男性とはもう二度と会うことはありません。
お見合い時の、名刺の交換、連絡先の交換は禁止させれています。万が一、相手に求められても「お見合い後、考えてからお返事します」とお断りしましょう。
③仮交際段階
交際成立後、仮交際の段階で「やばい」と感じたら、所属相談所に、交際終了したい旨を伝えましょう。そのときに、理由も伝えてあげると、結婚相談所の客観的な意見も聞くことができます。
直感を信じて、フィーリングが合わないと感じたら、深追いせず、交際を終了するのも一つの手です。
④真剣交際段階
真剣交際の段階で「やばい」と感じたら、すぐに所属相談所に相談しましょう。場合によっては、相談所のアドバイスで問題が解決に向かう可能性もあります。「どうしても無理」と思ったらいつでも引き返せるので過度な心配は無用です。
「真剣交際に進んでしまったから、断りづずらい」と悩む必要はありません。
それでも、「本当にやばい男はいないの?」と信じきれない女性へ
写真スタジオのプロフィール写真画像をみてみる
結婚相談所がよく利用する写真スタジオのモデル写真をみて、どういう会員が結婚相談所を利用しているのかイメージを膨らませてみましょう。
一例ですが、横浜の婚活写真でよく使われる写真スタジオさんです。
結婚相談所の無料カウンセリングを受けて、詳しい話をきく
結婚相談所の無料カウンセリングで、直接質問してみるのも不安解消に有効です。
相談所によっては、デモ画面でお試し検索をしてくれるところがあります。
自分の希望条件を伝えて、どのような会員さんがいるか、確認してみてください。
まとめ
本記事では、ネット上に溢れる結婚相談所の「やばい男」を3分類して、信ぴょう性を検証してみました。結論としては、結婚相談所の男性がやばいという情報は信ぴょう性が低く、結婚相談所の男性レベルはむしろ高いです。
でも、万が一、結婚相談所で「やばい男」に遭遇してしまったら、上の対処法を頭に入れながら、まずは、カウンセラーに相談してみましょう。
会員様ファーストの徹底
ハッピーコネクトは「会員様ファースト」を理念とし、分析とサポートで結果を出す結婚相談所です。いつでも相談できる環境作りを心掛けております。婚活時はお悩みがつきものですが、そんなときに会員様と一緒に考え、共に目標を達成するための一番の味方となるのがハッピーコネクトです。ぜひ一度、無料相談にお越しください。
結婚相談所ハッピーコネクト 代表
石井広望