結婚相手に年収1000万円以上を求める意味と価値について

こんにちは、横浜の結婚相談所ハッピーコネクトの石井広望です。

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年収1000万円以上を結婚相手に求める人は多くありませんが、高年収の男性にこだわる女性は一定数います。しかし、現実的にその金額は本当に大きな価値があるのでしょうか？今回は、年収1000万円の実際の価値について冷静に考えてみましょう。

年収1000万円という数字の現実

まずは、年収400万円から年収1000万円までの税引き後の手取り額を確認してみましょう。以下は、日本での一般的な税率や社会保険料を考慮した推定値です。ボーナス支給有無、住民税、社会保険料、によって多少の変動はあります。

この表を見ればわかる通り、年収1000万円の税引き後の手取り額は約720万0000円です。思ったほど多くないと感じた人もいるのではないでしょうか？

まず、年収1000万円以上を稼ぐ人は日本全体で約5％と言われています。確かに高収入の部類ですが、都内での生活を考えると話は別です。

子供の有無、共働きか否かによって状況は異なりますが、東京などの都会で「世帯収入」年収1000万円といえば、「コンビニで値段を見ずにスイーツを買える」程度の経済的余裕です。高級車をポンと買えるわけでもなければ、毎日のように高級レストランで食事できるわけでもありません。むしろ、家賃や生活費で消えていくお金が多いため、意外と質素な生活を送っているケースも少なくないのです。

特に都内で生活する場合、家賃や生活費に多くの出費がかかるため、年収1000万円は「そこそこ余裕がある」程度であり、贅沢ができる金額ではありません。

年収1000万円の価値が高くない理由

1. 都内では普通の生活レベルに過ぎない

年収1000万円が高収入に思えるのは、あくまで地方の話。都内での生活では、高い家賃や物価によってその価値は大きく減少します。例えば、ボーナスありの場合、月収に換算すればおよそ60万円～55万円前後。そこから税金や社会保険料が引かれ、さらに家賃や生活費を差し引けば、贅沢できる余裕はほとんどありません。

2. 仕事の忙しさと引き換えであることが多い

年収1000万円を稼いでいる人は、その分だけ仕事に多くの時間を割いていることが多いです。医師や弁護士、大手企業の管理職や経営者といった職業は、労働時間も長く、ストレスも多いため、結婚生活において時間を共有することが難しいケースが目立ちます。

3. 高収入を求める競争の激しさ

積極的な希望条件には挙げていないものの「年収1000万円以上」に魅力を感じる女性はそれなりに多く、当然競争も激化します。

年収1000万円以上を求めることのリスク

年収1000万円以上の男性を求めること自体が悪いわけではありません。しかし、現実的に考えると以下のリスクが伴います。

• 相手の人間性を見誤る可能性がある。
• 高収入であることを過信してしまう。
• 本当に求めているものが「年収」ではないことに気づかない。

結婚はお金だけでは成り立たない部分が多いものです。精神的な相性や価値観の共有がなければ、いくらお金があっても幸せを感じられないこともあるでしょう。

まとめ

「年収1000万円以上」という条件を求めることは一つの基準として理解できますが、その価値は過大評価されがちです。特に都内で生活する場合は、それほど特別な金額ではなく、むしろ「普通の生活を送るための収入」に過ぎないケースも多いです。

本当に大切なのは、相手とどういった人生を築きたいのか、そして自分にとって何が幸せかを見極めることです。「お金があれば幸せ」という思い込みを捨て、本当に求めているものを見つけることが、理想の結婚相手を見つけるための鍵となるでしょう。

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