
こんにちは、横浜の結婚相談所ハッピーコネクトの石井広望です。
本気で結婚したい人の真剣な気持ちを全力サポートしています。
「相手の気持ちを考えて行動する」
恋愛でも、夫婦関係でも、人間関係の基本ですよね。
でも、ちょっと立ち止まって考えてみてください。
「自分が考えた相手の気持ち」、本当にその人の気持ちと合ってますか?
もしズレていたら、せっかくの“気遣い”も、意味がなくなるどころか、逆効果になることもあるんです。
今回は、そんな「思いやりのズレ」が引き起こすすれ違いと、そこから抜け出すヒントを、カウンセラーの視点でお伝えします。
「こうしたら喜ぶはず」は、本当に“相手目線”?
私たちはどうしても、「自分だったらこうされるとうれしいな」「こういう時は、こうしてもらえたら助かる」という“自分基準”で相手の気持ちを想像してしまいがちです。
でも、人それぞれ、価値観や嬉しいと感じるポイントは違います。
「相手のために」と思ってしたことが、実はプレッシャーやストレスになっていることも。
たとえばこんなケース、心当たりありませんか?
- 頑張って尽くしていたのに、「重い」と言われた
- 連絡頻度を合わせたつもりなのに、「ほっといてほしい」と言われた
- 気を使って提案を控えたのに、「なんでも他人任せ」と受け取られた
どれも、「相手を思って」やったことのはず。でも、伝わっていない。
それどころか、関係がこじれる原因にもなってしまう。
【実例】彼女のためにした“気遣い”が別れの原因に?
ある30代の男性会員さんのお話です。
真剣交際に入っていた彼女と、順調に見えていたある日、突然「ちょっと距離を置きたい」と言われたとのこと。
彼はとても優しいタイプで、仕事が忙しい彼女を気遣い、「無理に会おうと言わない」「LINEの返信も気長に待つ」「疲れてる時はそっとしておく」など、まさに“気遣い全開”の接し方をしていました。
でも、彼女の言い分はこうでした。
「私から連絡しない限り何も言ってこないし、いつも他人行儀。なんだか私に興味がないのかなって思ってしまった」
彼は「彼女が疲れているからこそ、自分からのアプローチは控えよう」と思っていたのに、彼女は「私に関心がない」と受け取っていた。
まさに、“気遣いのすれ違い”が関係に影を落としていたのです。
「気遣い」は“想像”ではなく“確認”から
このすれ違いを防ぐために大事なのは、勝手に決めつけず、きちんと確認することです。
「こうしておいたほうがいいかな?」と感じた時こそ、
「疲れてるって言ってたけど、少し話すのは大丈夫?」
「会うタイミング、無理してない?」
「連絡頻度、どう感じてる?」
そんなふうに、素直に聞いてみることが何よりの“気遣い”になります。
気遣いは、相手が“どう受け取るか”が全てです。
こちらが「良かれと思って」やったことでも、相手の状況や性格に合っていなければ、それはただの“独りよがり”になってしまいます。
本当に優しい人は、「確認できる人」
恋愛でも、結婚生活でも、「空気を読む」ことは確かに大切です。
でも、エスパーじゃない限り、100%正しく気持ちを読み取るのは不可能です。
だからこそ、思い込みではなく、“対話”による確認を大切にしましょう。
「聞いたら気を使わせちゃうかな…」「こんなこと、聞かない方がスマートかも…」
そう思うこともあるかもしれません。
でも、聞かずに誤解されるより、聞いて理解し合える方が、関係はずっと健やかで続きます。
まとめ:気遣いは「自己完結」しないこと
「相手の気持ちを考えるのって大事」
それは本当にその通りです。
でも、その「考える」は、“一人で完結させてしまわないこと”が大前提。
確認して、すり合わせて、初めて本当の思いやりになるんです。
「こんなこと聞いていいのかな?」
その一歩を踏み出せるかどうかが、二人の関係の未来を大きく変えるかもしれません.。